女子大生ゆっこの日常

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現役女子大生が自分探しに奮闘していく成長日記。

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【2021年版宇宙食】あなたの常識はもう古い?「柿の種」「からあげくん」って今や宇宙食らしい

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こんにちは!食べることが大好きな現役女子大生ゆっこです。

 

みなさん、宇宙食ってどんなイメージがありますか?

パサついてて美味しくなさそうとか銀色のパックに入ったアレでしょ?と思う方も多くいるかもしれません。

実は今、宇宙食業界では今までのイメージを覆す大革命が起こっているようです。

今回は2021年最新版の宇宙食について調べてみました!

 

 

 宇宙食って?

 宇宙食とは、国際宇宙ステーションISS)で長期滞在するときに、宇宙飛行士が食べる食品です。宇宙飛行士は、宇宙食に認定された食品のみを食べることが出来ます。

 

そもそも「食」というものは、健康を維持するための栄養分を取るという側面だけではありません。

 

様々な食品を食べることで精神的ストレスが軽減し、気分がリフレッシュしパフォーマンスが向上するといったように精神面でも大きな役割を果たしています。

普段私たちが毎日の「食」に気を使うように、宇宙食も十分に美味しく栄養分の高いものである必要があるんですね。

 

宇宙食に認定される条件

もちろん宇宙に持っていくので宇宙食への条件は厳しいです。

  • 安全であること
  • 長期保存が可能なこと
  • 衛生面が高いこと
  • 食べるときに危険要因が発生しないこと 

といった点をクリアしなければいけません。

 

4番目の「食べるときに危険要因が発生しないこと」というのは、液体が飛び散らないようにする(電気系への障害防止)、微粉や異臭を出さない(空気清浄度への障害防止)といった点をクリアする必要があるということです。

 

ちなみに、宇宙食がこれらの点を満たしたかを確認するために出来たのが「HACCP(ハサップ)」という衛生管理制度なんですね。

これは今でも、原則すべての食品事業者がHACCPに沿った衛生管理を義務付けられています。宇宙食の開発から来ていたのか~と思うと驚きですよね。

 

今までの宇宙食

今は民間宇宙飛行士の数が増えましたが、もともとは宇宙飛行士は軍人出身が多くを占めていました。

宇宙というまだ見ぬ空間に行くためには、生死をかけた危機管理能力が求められていたからだと言われています。

 

当時の宇宙食は、離乳食のようなクリーム状やゼリー状のものでした。もちろん美味しいワケもなく、評判がとても悪かったそう。

 

ただ面白いのが、軍人出身がまだ多かった時代において、宇宙食の味がまずいから変えてほしいと議論するのは良しとされてなかったそうです。

軍人出身たるもの、味についてとやかく言うべきではないみたいな風潮だったみたいです。(この情報はオンライン授業のおかげでJAXAで働く方から入手できました!オンラインありがとう)

 

 

シャトルISSの時代になってから民間宇宙飛行士の数が増え、(味自体がより議論されるようになり)宇宙食の研究がさらに盛んになりました。

今では、地上の食生活と近くなり、そのまま市販されている食品やレトルト食品、フリーズドライ食品、乾燥フルーツやリンゴやオレンジ、ニンジンなどの果物や野菜といった多くの食品が宇宙に持ち込めるようになりました。

 

〈2021年版〉宇宙食の実態

大変お待たせしました。

ここからは日本の「え、これも宇宙食なの?」という食品を紹介します。

今から紹介する食品は、全て宇宙日本食として認定されています。

これは、日本の食品メーカーの食品が、JAXAが制定した日本食認証基準を満たした場合のみに認定されます。

 

柿の種

2014年「亀田の柿の種」を宇宙日本食にするためのプロジェクトがスタート。3年の研究を経て、2017年に米菓で初めての宇宙日本食の認証を取得しました。

市販の柿の種の消費期限が180日であるのに対して、宇宙食用の柿の種は1年6カ月保存がきくようです。鮮度保持剤の利用やトレーの工夫によって無重力空間でもおいしく食べられるように開発されました。

 

からあげくん

2017年ローソン社内で宇宙プロジェクトが発足。約2年ほどの研究を経て、フリーズドライ化して開発され、ついに2020年6月に宇宙日本食の認証を受けました。

 

スペース日清焼きそばUFO

日清食品は2001年より、JAXA宇宙食品の共同開発を手掛けており、世界初の宇宙食ラーメン「スペース・ラム」の開発に成功。

2007年にも宇宙日本食ラーメン(しょうゆ、シーフード、カレー)が認定されました。

 

そして、2020年8月、「日清スペースチキンラーメン」「スペース日清焼そばU.F.O.」「日清スペースキーマカレーメシ」「日清スペースハヤシメシ」の4品が新たに認定されました。

 

特に、スペース日清焼きそばUFOは、数か月後にISSに滞在する野口さんからの要望があって開発されたそうですよ。

 

野口聡一さんは今、宇宙にいます

2020年11月16日に、米民間企業「スペースX」の新型宇宙船「クルードラゴン」がアメリカで打ち上げられました。なんと、その中には今回で3度目の滞在となる日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが搭乗しています。

 

今回は先ほど紹介した商品が実食される予定だそうです。 

もう実食したのでしょうか。感想が気になるところです。

 

ちなみに野口聡一さんのTwitterは今でも更新されていて、宇宙からの写真や動画をツイートしています。是非チェックしてみてくださいね。

 

twitter.com

 

 

 

宇宙食って食べたことある?

はい、実は私食べたことあるんです。笑

小学生のころJAXAに見学に行ったとき、何個か購入しました。(ここでは詳しく書きませんが見学の内容晴らしかったです。JAXAで実物大の人工衛星とかロケットエンジン見れます)

 

気になる味ですが、普通に美味しい!と思った気がします。もう10年以上前なので今はもっと進化しているでしょう。

 

ちなみにサイトから普通に買うことが出来ます。

以下にリンク張っておくので、興味のある方は要チェックです!!

spacegoods.net

 

終わりに

宇宙食の変遷を見てきましたが、個人的にはJAXAというか宇宙がなんだか身近に感じました。JAXAでは、「2040年までに月面1000人長期滞在計画」というプログラムも現在進行中だそうです。あと20年後に月に住んでいる人がいるかもしれないのか~と思うと科学の発展て凄まじいですよね。

この機会に宇宙兄弟読んでみるのもアリかな、なんて思います。笑

 

 

この他にも、話題の動画を調査した記事から農業アルバイト、食、英語学習などの記事を書いているので、良かったらチェックしてみてくださいね。

ここまでお読みいただきありがとうございました。