【逆進出】インドのココイチ1号店は果たしてインド人に受け入れられるのか
こんにちは!現役大学生ゆっこです。
みなさん、ココイチが半年前にインドに初上陸したのはご存じでしょうか。
カレーの本場インドで、日本のカレーはインド人に受け入れられているのか?
疑問に思ったので調べてみました。
ココイチ、インド逆進出
ココイチは2020年8月3日にインド(ハリヤナ州グルグラム)で1号店をオープン。
これで、海外ココイチ店は12ヶ国目、186店舗目となりました。
新型コロナウイルスの影響でオープンが半年遅れたものの、昨年8月に1号店がオープンしました。
気になるインド版メニュー
こだわりポイント①あえて現地化しすぎない
日本国内のCoCo壱番屋と同じく、日本式のカレーライスをベースに、トッピングやご飯の量、カレーの辛さを選べるスタイル。
カレーソースは日本からの輸入、そしてご飯もジャポニカ米を使用するなど本当に日本式カレーだそう。
カレーの本場、インドに進出するからこそ「日本式カレー」と販売することで、現地の人に「そういうもの」として受け入れてもらう戦略でしょう。
こだわりポイント②食習慣への配慮
海外に出店する場合、その国独自の「食習慣」に適応することが最も重要です。
また、インドは80%がヒンドゥー教徒、15%がイスラム教徒と宗教の関係上、食への制限がある方が多くを占めます。
そのため、ココイチインド店ではベジタリアン・ノンベジタリアンメニューを作成。
ノンベジタリアンメニューでは、牛肉・豚肉を使用せず、鶏肉・山羊肉を使用しています。
こだわりポイント③インド限定トッピング
日本のココイチと同じカレーだけでなく、インド限定のメニューもあるそうです。
インド限定トッピングとしてパニール(チーズ)やマトン(羊肉)、海外店舗限定のオムカレーなどがメニューに記載されています。
参考にさせていただきました↓
【インド版メニューの味や写真が詳しく載ったサイト】
インド人の反応
一番気になるところです。
昨日のヤフーニュースによると、12月時点でインド人客の割合が初めて日本人を超え、55対45くらいの割合になったそうです。
8月のオープン時には日本人客が9割以上を占めていたものの、半年経ってからは少しずつ受け入れらていると言えそうです。
価格帯は?
インドのココイチでは、約550ルビー(日本円で約770円)だそう。
本場インドで販売するには少々お高い値段に感じますね。
ココイチのホームページによると、
【ターゲット客層】
だそうです。
インドココイチ1号店が、サイバーハブエリア(インドで最も発展している都市の1つ)にオープンしたことからも高い価格設定なのは頷けますね。
ココイチのインド1号店店舗概要URL
https://www.ichibanya.co.jp/comp/whatsnew/docs/06117df7a1104cb4bcce6159b135ef99553c1b6e.pdf
業績動向から見るココイチ
ここで、ココイチの売上高を見てみます。
2020年12月に更新された2020年第3四半期売上高は、対前年同期比84%。
また、国内全店売上高は87.2%で、内訳として客数85.5%、客単価102.1%でマイナス成長となっています。
海外店売上高は74.9%と同様にマイナス成長となっていました。
コロナ感染症の影響で、前年と同じ水準には戻っていません。
しかし厳しい経営状況の中、インドからの短期撤退には至っていませんでした。
こうした状況からも、ココイチのカレーは現地の方に全く受け入れられなかったわけではなさそうです。
海外進出は、興味本位で初めて来店した現地の方をリピーターにする必要があります。
ここからの売上や客層動向に注目していきたいですね。
プロモーション次第では、インド2号店も出てくるかもしれません。
まとめ
ココイチのインド1号店、様々な工夫がされていることがわかりました。
海外のカリフォルニアロールとかいう寿司も、日本人意外とそういうものとして受け入れていますし(多分)、そういうもんなんですかね。
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ここまでお読み頂きありがとうございました。