女子大生ゆっこの日常

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現役女子大生が自分探しに奮闘していく成長日記。

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【体験談】農業アルバイトって何するの?暇な大学生こそやるべきだと思うワケ

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こんにちは!現役大学生ゆっこ(@yukko__korokoro)です。

 

さて、大学生と言えばバイト、バイトといえば大学生ですよね。

 

多くの学生がアルバイトをしていると思いますが、現在このようなコロナ渦で「暇なのにバイトが満足にできない」「せっかく大学生なのにいろんなバイトができない」と思う学生も多いのではないでしょうか。

そんな今だからこそ伝えたい、私が体験したアルバイトの中の1つであり多くの学生がやったことのないであろう’’農業アルバイト’’について紹介していきます!

 

 

 農業アルバイトとは

そもそも、農業アルバイトって何?ですよね。

農業と一口に言っても、米、野菜、果樹、花卉、酪農、養豚などさまざまな業態があります。

そして、それぞれに短期(1週間~3カ月)から長期の求人があり、今後就農したい学生や脱サラした社会人、本業は別にあるものの繁忙期だけ農業を手伝う方など幅広い年代の方が、様々な理由で農業アルバイトをしています。

 

農業アルバイトが初めての人にとって、自分が体力的に出来るのかや住み込みの場合は環境が合うかどうか不安なことが多いですよね。私もその一人でした。

そこで、学生が知識なく簡単に働ける方法として、短期での農業アルバイトをおススメします!

 

 

仕事内容

短期のアルバイト求人の多くは、野菜・果樹農家の収穫のお手伝いとなります。

作業内容は、収穫できそうな野菜・果樹をひたすら収穫するだけ。

必ず、初めて作業する日にどれくらい熟れていれば収穫してよいか、どのくらいの大きさを収穫するかなど詳しく説明してもらえるので、全く心配する必要はありません!

 

時給って安いんでしょ?

そうですね。たしかに時給自体は800~1000円ほどと高くはありません。

ただ、労働時間が7~8時間ある上、その期間中お休みは週1日(多くて2日)であるところが多いです。

例えば、時給が800円の場合、9:00~17:00のシフト(休憩1時間)で働くとすると、日給は5600円です。1カ月間のアルバイト期間だとして、25日間働けば14万円月に稼ぐことができるんですね。

住み込みの場合、食費や寮費や光熱費がかかるので、仮に5万円かかったとしても9万円手取りで稼げます。(私のお世話になった農家さんは寮費、光熱費ともにタダでした)

 

農業に関わる人が近くにいれば別ですが、農業ってなかなか関わる機会が無いですよね。農業アルバイトは、唯一無二の経験ができ、知らない土地でプチ旅行なんかも出来るのにお金貰えるって逆にありがたいと思いませんか?

 

友達と出来るってホント?

また、農家の規模によりますが、友達と一緒に応募することも可能です!友達と一緒に農業アルバイトが出来たら、ご飯も買い出しもプチ旅行も全て後で良い思い出になりますよね。

私の場合、友達2人連れて行きました。笑

一緒に早起きしたり、ご飯作ったり、プチ旅行したことは今でも大きな思い出です。

 

 

なんで短期求人が多いの?農家のメリットって?

きっと、農業アルバイトはそんなにハードルが高くない、ということを理解していただけたと思います。

 

では、なぜ農家側は短期間アルバイトを雇う必要があるのでしょうか。

私が働いたトマト農家を例として考えてみます。

トマト農家の場合、5~10月くらいが主な繁忙期で、それ以外の期間は農閑期なので多くの農家がアルバイトを募集しません。(もちろん長期アルバイトや他業態は別です)

特に7~9月は収穫期で、ハウスのトマトが一斉にできます。

そして、この時期に1年間生きていくためのお金を稼ぐ必要があります。

 

野菜を自分で育てたとき、後で取ればいいやとほっといたうちに、虫に食われてしまったことや熟れすぎて美味しくなくなってしまった経験ありませんか?

それが大きな農家の場合、例えばハウスが80棟あったらどうなるでしょうか。

春から植え付けや栽培管理、圃場整備などを行い丹念に育ててきた「商品」がお金にならなくなることは、今後1年間分の収入に響いてきますよね。

そのため、農家の規模が大きくなればなるほど収穫を手伝ってくれる人、しかも忙しいときだけ働いてくれる人が必要となるんですね。

 

それでは以下より、私の体験談を踏まえて感じた農業アルバイトをするべき4つの理由について話していきます。

 

大学生がやるべき理由①:時間があるときしかできない

農業アルバイトは、ある程度一定の時間がとれなければ経験することができません。

短期求人の多くは全国で春~夏が多いため、夏休みに農業アルバイトをすることが多いでしょう。

しかし、この機会を逃すともしかすると一生農業と関わらないかもしれません。

社会人になってしまうと時間の拘束が多くなり、なかなか自由な時間が取れなくなります。

だからこそ、体力があって、時間がある大学生のうちに農業に触れられるというのは絶好のチャンスなのです。

 

大学生がやるべき理由②:自分の価値観が変わる

私が農家で働いていたとき、その農家のお父さんと毎日話す時間があったので、農業に関する様々な話を聞くことができました。

農業を始めたきっかけ、その地域における農業の変遷、農業への向き合い方などの話を通して、自分の持っていた農業へのイメージや考え方がガラッと変わりました。

 

聞いた話の中で、最も印象的だったのは、

専業農家になってから、農業への志が変わった

という言葉です。最初に聞いたときは、あまり理解できませんでした。

 

副業として農業を始めてから専業へと変えて以降、農業をただ稼ぐためにやるのはやめた。つまり、農業とはただ作って売っているだけではなく、食料生産は人々の生を支える根幹だということに気付いた、ということだと自分なりに解釈しています。

 

正直今まで農業と聞くと、高齢化や食料自給率低下など抽象的でマイナスなイメージがありました。しかし、生産者のもとで一緒に働くことで、普段何気なく食べている農産物ってこんな過程で作られ、こんな風に考えられて出来た「商品」なんだ、と実感しました。

 このように、実際に農家で働くことが自分の価値観を変え、視野を広げるとても良いきっかけとなるのです。

 

大学生がやるべき理由③:食の大切さ、ありがたみに気付ける

実際に農家で働いてみたらわかります。暑い中、一日中収穫作業をするのは容易なことではありません。

実際働いていたときは、いつも仕事が終わったらご飯を食べてすぐ寝ていました。

 

ただ、疲れて帰ってきたときに食べるご飯ってなぜあんなに美味しいのでしょうか。

普通のご飯とおみそ汁が体にも心にも沁みました。

ああ、自分生きているなって久々に感じました。

体験してみて初めて、普段行くスーパーにいつも豊富な野菜、肉、魚、果物など様々な食材があることのありがたみに気付くことができました。

 

農業の一部を自分も体験してみることで、地元の農産物に興味を持つきっかけとなったり、日本農業の抱える「高齢化」問題を学生が参加することで変えていくことすらできるかもしれないのです。

 

大学生がやるべき理由④:大学生以外と出会えるチャンス

農業アルバイトをすると、働く先の農家の方だけではなく、長期で働く従業員の方、地元の方、同じ短期アルバイトで働きに来ている方、農協の方など多くの農業従事者と会うことができます。

私の場合、元バンドでボーカルの女性や、イチゴ農家の息子で夏は暇だからとバイトしに来ていた男性に会って直接話を聞くことができたのは何よりも面白い経験でした。

 

普段働いているバイト先や実家を飛び出して、新しい土地で新しい人々と働いてみることは今後の人生においてかけがえのない財産になるでしょう。

 

終わりに

私の周りでは農業アルバイトをしている人は少ないので、よく友達や先輩から何やるの?大変でしょ?と言われていたので記事にしてみました。

今まで農家で働くって考えたことなかったけど、意外と面白そう、次の夏休みは挑戦してみようかなと思っていただけたら幸いです。

私自身、春休みもやりたかったのですが農閑期なので祈られました。ですよね。

また私も機会があれば挑戦しようかなと思います!

ここまでお読みいただきありがとうございました。